ボードゲームビギナーの会「アンバランス」

チケット トゥ ライド

アメリカ大陸に線路をつなげていくゲームです。

   ララミ
今回紹介するのはチケットトゥライド
大きなアメリカの地図に線路をどんどんつなげていくゲームだ。
魔王さん、そこのボード、広げてください。

   魔王さん
ほほぅ〜、これは立派なアメリカの地図ですねぇ〜。

   ララミ
そうそう、そのアメリカの地図に線路が引かれてあるんだけど
そこへこの列車を並べていく。

たくさん列車を置いて線路をたくさん完成させたら勝ちだ。
線路の引き方なんだが、ここに列車カードがあるだろ

一つの路線ごとに青やら緑やらと色が付けられている。
この路線の色と同じカードを線路の数だけ払うと線路を引いたことになる。
たとえば
この「エルパソ」から「ダラス」へ線路を引くとする

線路の色は赤いだろ?赤い線路が4つ繋がっている。
だから赤い列車カード、4枚消費するんだ。
そうすれば自分の列車をエルパソからダラスへ線路の上に置いていく。


列車を並べたら
下に得点表があるからその得点が線路を引いた者に入る。
エルパソ〜ダラスだと4つ線路を引いたから得点は7点増える。

この得点をたくさん稼いだら勝ちというわけ。

   魔王さん
ほうほう、なるほど、点数表をみると
短い区間よりも長い区間を引くと得点が高いですね
たしかに長い区間は大変そうだからなぁ・・
この灰色の線路は何なのです?

   ララミ
これは何色のカードを使っても良し。
ただし色を混ぜてはいけない。同じ色のカードを払うんだ。
たとえばフェニックス〜エルパソ

これは青いカードを3枚使ってもいいし緑のカードを3枚使ってもいい、黒でも白でもなんでもいい。
青いカード2枚しかないから1枚黄色いカードを使って・・なんてのは無し。

   魔王さん
一つの区間で線路が2つ並んでいるのもありますね。

   ララミ
そこは二人の人が同じ線路をつなげられるんだ。
たとえばこの
サンフランシスコ〜ソルトレークシティ
ここは誰か白いカードを5枚出して線路を引かれてしまっても
オレンジのカードが5枚あれば線路を引くことができる。
ただし、一人が独占することはできないからね。
魔王さんが白いカード5枚持っていてその上オレンジのカード5枚持っていても
一人でサンフランシスコ〜ソルトレークシティ間を2車線引くことはできない。

あと気をつけないといけないのは
列車カードの中に金色のカードがある。
このカードはワイルドカード、何の色にでも慣れるんだ。

たとえばシアトル〜ヘレナ
ここは本来なら黄色いカード6枚必要だ。
でも金色のカードがあれば黄色のカードの変わりになってくれる。
黄色のカード5枚と金色カード1枚でもいいし
黄色のカード4枚と金色カード2枚でもいい
なんなら金色のカード6枚でもいいわけだな。


   魔王さん
なるほど、それは便利ですねぇ〜
これは灰色の線路にも有効なのでしょう?

   ララミ
そんなところだ。
これだけわかればだいたい遊べる
さっそく始めるから自分の好きな色の列車を選んでくれ。

 魔王さん
やっぱり情熱の赤!

魔王さんをはじめそれぞれ列車の入った箱を選ぶプレイヤー達
列車の色はそれぞれ次ぎのようになった。

魔王さん 赤
ケンゾ  青
モンタロ 緑
ララミ  黄
シンキチ 黒

   ララミ
それでは始める前に全員「行き先チケット」を配ろう。
この「行き先チケット」には2つ、都市の名前が書いてある。

この2つの都市を線路で繋ぐとカードに書いてある数字だけ得点になるんだ。
繋ぐ道順はどうでもいい。遠回りしても繋がっていれば得点になる。
たとえばヘレナ〜ロサンゼルス

ここは
ヘレナ〜ソルトレークシティ〜ラスベガス〜ロサンゼルス

といくのが一番近道だけど
これを遠回りして
ヘレナ〜ソルトレークシティ〜サンフランシスコ〜ロサンゼルス
とつなげても大丈夫、

同じように8点、得点が増える。

   魔王さん
このチケットは長い距離を繋ぐと得点が大きいのですね。

   ララミ
そんなところだ。
ゲームが終わるまでにこの区間をつなげないと
逆に得点がその分マイナスされてしまうから気をつけろ。
さっそく行き先チケット3枚配るから
それをよぉ〜く見て、繋げられそうにもないカードは1枚だけ捨てていい。

行き先チケットが3枚ずつ配られる。
魔王さんのもらったカードは
モントリオール〜アトランタ 9点
シカゴ〜ニューオリンズ 7点
ロサンゼルス〜ニューヨーク 21点


   魔王さん
(モントリオール〜アトランタ シカゴ〜ニューオリンズは短いからまあ繋がるとして・・ 問題はロサンゼルス〜ニューヨーク・・遠いけど21点・・繋げてみるとしましょうか・・・)

どうやら魔王さんはモントリオール〜アトランタを捨て
シカゴ〜ニューオリンズ ロサンゼルス〜ニューヨーク
を繋げるようにしたようです。

   ララミ
まあ、わかってると思うけど、行き先チケットは誰にも見せないでね。
行く手をふさがれることもあるからね。

それぞれ行き先チケットを決め列車カードをよくきります。

   ララミ
最初に列車カードを4枚ずつ配ろう。
これはみんな最初から持てるカードで自由に使っていい。
それからカードの山から5枚引き表向きにして並べておく。

自分の番が来たら二枚、カードをもらうんだ。
この表向きのカードかカードの山かどちらか好きなほうを取っていい。
表向きのカード2枚取ってもいいし
山のカードを2枚取ってもいいし
表向きのカード、山のカード、1枚ずつとってもいい。
とにかく2枚取ってくれ。
ただし、表向きになった金色の列車カード、これだけは別。
表に出た金色の列車カードは1枚しかもらえないんだ。
そんだけは注意しておくれ
んじゃあ、さっきの順番通り初めていこうか。

   魔王さん
まずは私の番ですねぇ〜

魔王さんは手元に列車カード4枚
オレンジ×1 緑×1 黒×1 白×1 持っています。
表向きになっているカードは
緑×1 白×1 青×2 ピンク×1

   魔王さん
(まず、問題なのはロサンゼルス〜ニューヨークですね・・
 一番近い路線は
 ロサンゼルス
   :
 フェニックス
   :
 サンタフェ
   :
 オクラハマシティ
   :
 カンザスシティ
   :
 セントルイス
   :
 ピッツバーグ
   :
 ニューヨーク
 長い道のりですがどうしたものか・・)


表向きになっているカードで緑×1 白×1 ください。
それから 白×2を使って
ニューヨーク〜ピッツバーグを繋げます。


   ララミ
それでは魔王さん、2点+だ。
表向きのカードを引いたら山からカードを出して補充しておくんだ。
常に表向きにあるカードは5枚になるようにね。

カードの山から2枚引き表向きにして並べます。
今のカードは青×2 ピンク×1 新たに黄×1 赤×1

   ケンゾ
その青いカードを2枚くれ。
それで今もらった青いカード2枚と手元にある青いカード1枚
合わせて青いカード3枚使って
フェニックス〜サンタフェを繋ごう


   ララミ
では、3つ繋いだからケンゾ4点+だ。

   魔王さん
(ケンゾにフェニックス〜サンタフェを繋がれましたか・・・
 しかたがない・・・
 フェニックスからエルパソまで行って、エルパソからサンタフェに向かいますかね・・
 少し遠回りだけどまだ大丈夫・・・)


   モンタロ
俺はそこに出ている、金色のカード1枚もらおう
それで
緑のカード2枚と金色のカード1枚、これを使って
ニューオリンズ〜リトルロック


   ララミ
モンタロ、3つ繋いだから4点+だ。
続いて俺の番だが・・
そこに出ているピンクのカード1枚と
山札から1枚とって・・
今回は繋げられないからそのままパスだ・・・

   シンキチ
山札から2枚くれ。
それからオレンジのカード、2枚使ってサンタフェ〜エルパソへ繋げるぞ。


   魔王さん
ちょ〜!それは!!

   シンキチ
ん?

   魔王さん
あ、いや、なんでもない・・・
(サンタフェへの道が・・)


かくして
繋げたり
知らない間に防いだりしながら2時間経過
ゲーム終了時には
アメリカ各地に列車が引かれなんともにぎやかになっていました。


   モンタロ
いやー終わった終わった

   ケンゾ
終わってみると派手になって楽しいぞ。

   魔王さん
あそこで邪魔をされなければもっと楽に行けたのに・・・

   シンキチ
通り道が被っていたのだな。あれは早い者勝ちだ、仕方がないさ。


 感想

 魔王さん
線路を繋げていくのは楽しいですねぇ〜
列車を置きながらなんともわくわくします。

 ケンゾ
列車の数が意外と少ないな。
これは短い線路繋ぐよりか長い線路繋ぐと点が稼げるな。

モンタロ
5人だとすぐ行き先を阻まれるぞい。
あまり欲張らずにほどよい長さの線路を狙うのがいいのか?

ララミ
行き先を阻まれたり、カードがなかなか手に入らなければ遠回りをしてもいいな。
違う道を探すのもこれまた楽しい?

シンキチ
積極的に相手を妨害する、そんな機会はなかなかない。
自分の行き先チケットを完成させるのに手が一杯だ。


誰でも楽しむことができる家族向けのゲームだと思います。
一家の一台はほしい感じ。
行き先チケットを見ながらどの道順で繋げていくのか
いろいろ悩むのが楽しいです。
終わった後はあっちこちに列車が繋がれていてそれを見るととても充足した気分になれます。
通常のルールでは
行き先チケットを繋げても最後まで公表せずに
最後の点数計算の時に完成したチケットを公表するようになっていましたが
アンバランスのメンバーは行き先チケットが完成するとすぐに公表し点数を加えています。
そのほうがみんなに自慢できるし、まわりから賞賛も得られます。
誰がトップなのかわかるので妨害もできるね。


 追記
あとでルールをよく読み返してみると、遊び方が間違えていることに気がつきました。
正式なルールでは自分の番の時に「列車カード」をもらうと すぐに線路が引けず、次の番の時に線路を引く、ということだそうです。
いまさらリプレイ書き直すのも面倒ですし、 第一、このままのリプレイのほうがプレイの感じをよく表しているので、
もうそのままでいきます。
実際に遊ぶ場合はルールの通り遊ぶか、
「ほれほれ、ここのサイトはこぉ〜んな遊び方してるよ」
とかいって相談をしてみてください。
個人的な感覚ですが、このリプレイの遊び方が初心者にもうけがいいのです。

さて
このチケット トゥ ライド、非常の楽しいゲームですが
ゲームメーカー「バンダイ」からの販売が中止となってしまいました。
値段も安く気軽の手に入ってたのですが、残念です。
現在では海外のものが手に入ります。
しかし、行き先の地名が英語なんですねぇ・・
「バンダイ」のは地名がカタカナだったので小さい子でも遊べると思ったのですが
英語は、果たして、どうしたものか・・ん〜・・
でも大人同士で遊んでも十分楽しめるゲームなのでぜひ遊んでみてください。
ちなみに、海外のものは「アメリカ」だけでなく「ヨーロッパ」や「ドイツ」の地図もあります。
これはぜひ「日本」もほしいところですねぇ〜。

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