ボードゲームビギナーの会「アンバランス」

ダイヤモンド・インカの黄金

前進か撤退か・・
危険な目に遭う前にダイヤを持って帰りましょう。


   ララミ
今回紹介するのは「ダイヤモンド」
ダイヤモンドを求めて洞窟へ突入だ。
でも危険な目に遭うと撤退することになる。


   魔王さん
これは綺麗なダイヤモンドですね。

   ララミ
赤いのが1点、透明なのが5点となる。
ゲームでやることはただ一つ
「前進」か「脱出」かだ。
まずはみんなにこの人型と木箱を配る。
好きな色を選んでもらおう。


「前進」したい者はこの人型を手に握ってテーブルの中央に出す。
「脱出」したい者は手に何も握らずそのまま拳をテーブルの中央に出す。
いっせーのっせ!というかけ声とともに一斉にみんな 手を開けるんだ。
人型を持ってた者は前に前進する。
何も持ってなかった者はそのまま坑道から脱出するんだ。

拳を前にだして・・・

人型を握っていたら前進

何も持っていなかったら撤退だ。


人型を持っている者がいればこの「坑道カード」を1枚めくる。
坑道に数値が書いてあるだろ?
これが見つけたダイヤモンドの個数
ダイヤモンドの個数を今、進んで来た者達で山分けするんだ。

   魔王さん
進んで来た者で山分けとなると
人数が少ないほど取り分は多くなるのですね。
一人だと総取りですか・・・
もしも端数のあまりがでたらどうするのですか?

   ララミ
余りのダイヤモンドはそのまま坑道に置いていく。
目印にこのダイヤモンドを置いていくといいよ。


坑道の中はダイヤモンドばかりではない、
ときには危険なカードもある。
坑道カードをめくってこの危険カードだった場合は要注意
初めて出会う危険はなんとか乗り越えられるんだけど
同じ危険に2回、出会ってしまうと
それまで持っていいたダイヤモンドを全て失って逃げ帰ることとなる。


だから同じ危険に出会う前に坑道から脱出すればいい。
脱出するにはさっき言ったとおり、人型を握らずに拳を出すんだ。
脱出する人はそれまでに手に入れたダイヤモンドは木箱に入れることができる。
木箱に入れたダイヤモンドは自分のものとなる。
坑道を進んでいるときに手に入れたダイヤモンドはまだ自分のものに なっていないからね。
木箱に入れずにいったん横に確保しておくんだ。


脱出する際に、坑道に余りのダイヤモンドが置かれていたら
それも拾いながら帰ることになる。
何人か複数の人が帰る場合は、帰る人達で置かれたダイヤモンドを山分けだ。

   魔王さん
ほうほう、たくさん余っていると無理をせず脱出するのもいいですね。
脱出してしまうと、もう坑道へ進むことは出来ないのですね?

   ララミ
そんなところだ。
坑道は5つある、ということで
このゲームを5回繰り返す。
5回のうちでダイヤモンドをたくさん集めたら勝ち

   魔王さん
「前進」か「脱出」か
人型を「握る」か「握らない」か
それだけなんですね。

   ララミ
そうです。
以上です。
簡単だろ?
早速やってみよう。
自分の好きな色の人型と木箱を選んで送れ。

   魔王さん
やっぱり情熱の

   ララミ
赤はありません。

魔王さんをはじめそれぞれの人型を選ぶプレイヤー達
人型の色はそれぞれ次ぎのようになった。

魔王さん 茶
ケンゾ  青
モンタロ 緑
ララミ  黄
シンキチ 黒

   ララミ
みんな色を選んだな
では最初の1歩目だ。

   魔王さん
当然、最初はみんな握るのでしょうね。

拳を中央にだすプレイヤー達、全員の手の平には当然人型が握られている。

   ララミ
では坑道カードをめくるぞ。

カードをめくるララミ
出たカードは【14】のカードだった


   ララミ
よぉーしダイヤを山分けだ
みんなに2つずつダイヤを渡す。
余った4個はここに置いておくぞ。


   魔王さん
さい先いいですねぇ

   ララミ
それでは続いて奥に進むぞ
全員、準備はいいか?
では、いっせーのっせ!

全員の手にはまだ人型が握られている。
今度出たカードは危険カード【爆発】だった。


   魔王さん
ぎゃああ、爆発だ!

   ララミ
落ち着け、まだ大丈夫だ!
1回目の危険カードは大丈夫、また【爆発】でるとだめだけどね。
それでは、さらに奥に進みたいやつは人型を握れ。

かけ声とともに
一斉に手を広げるプレイヤー達
今度はモンタロの手に人型は握られていなかった。

   モンタロ
隊長!私はもうだめであります!
このまま撤退するであります!

   魔王さん
ぬう、意気地なしめ。
我らは先に進む。先に帰っておれ。

   モンタロ
たしか坑道に置かれた余りのダイヤは持って帰れるんじゃったな。
さっきの4個も持って帰って・・うん、なかなかの成果・・

   ララミ
モンタロは木箱にダイヤを入れておくんだ。
これでモンタロは山分けしたダイヤ2つと帰りにひらった余りのダイヤ4つ
合計6つダイヤを手に入れたことになる。


   シンキチ
おい、あいつ、逃げやがったぜ。
また爆発起こる前に逃げたほうがいいんじゃないか?

モンタロが撤退した後、
残りの4人はプレイヤー達はどんどん奥へ進んでいく。
途中で【サソリ】【落石】【ガス】などの危険に出会ったり
ダイヤモンドも【2個】【7個】と少ないまま進んでいった。


   ケンゾ
危険もいろいろ出てきたな。
それそろ引き時じゃないか?

   シンキチ
逃げ出すのは今の内だぞ。

   ララミ
では奥に進む者は人型を握るんだ。
準備はいいか?
いっせーのせ!

一斉に手を広げるプレイヤー達
今度はララミとシンキチに人型が握られておらず
魔王さんとケンゾの手にだけ人型が握られていた・・

   ララミ
おや、帰りがシンキチと重なってしまいましたか。
余りのダイヤが5個、置かれているからこれを山分けして2つずつ
さらに余ったダイヤ1個は残されてしまうんだ。

   シンキチ
・・っち、余りのダイヤ5個、総取りしたかったぜ・・

こうしてララミとシンキチは
坑道で山分けしたダイヤ3個と
置いてきたダイヤを山分けしたダイヤ2個とで
5個のダイヤを手に入れたことになる。
5個のダイヤは忘れずに木箱に入れておく。


   魔王さん
とうとう私とケンゾだけになってしまいましたか・・
二人で山分けとなるとかなりダイヤが増えそうですねぇ

坑道カードをめくる
次ぎに出たカードは【9】

   魔王さん
やりましたよ。これを二人で山分けだから4個ずつ。

   ケンゾ
いいぞいいぞ、このままどんどん進もう!

   ララミ
さて、お二人さん、次ぎはどうするかい?
奥に進むかい?決まったら人型を握っておくれ。

意気揚々と拳をテーブルに出す 魔王さんとケンゾ
かけ声とともに手を広げると今度は
ケンゾに手には人型は握られていなかった・・

   ケンゾ
もう十分ダイヤは手に入れたさ。
悪りぃ・・残したダイヤ拾ってもう帰るわ・・

   魔王さん
はっはっは!となると今度は私一人がダイヤ全て頂きますよ!

魔王さん、坑道カードをめくる
そこに出てきたカードとは・・

   魔王さん
ぎゃああ、爆発だ!



   一同
ゲラゲラゲラ・・

   ララミ
それでは魔王さん、同じ危険に2回遭遇したから
ダイヤモンドを全て無くして撤退だ。


   魔王さん
ショボーン・・

こうして1回目の探索は終わり
次ぎの回は坑道カードを再度回収し、よくきってから始めます。
同じ危険カードがでる前に全員が脱出するとそのまま始めますが
危険カードに出会って終了した場合は、最後の危険カードを1枚抜いてから ゲームを始めます。


 感想

 魔王さん
いきおいだけで遊べてしまう愛すべきバカゲーですね。
西部開拓時代のアメリカゴールドラッシュの雰囲気がよく出ています

 ケンゾ
運だけのゲームのようだが
会話をしながら相手を途中で帰らせたり
残ってるやつを危険カードに出会うまで進ませたりと、交渉するゲームだ。

モンタロ
ここは慎重にある程度ダイヤを頂いたら脱出するのがいいぞい。
危険に出会うとすべて失ってしまう・・

ララミ
漢なら、冒険して一人になっても進んでみたいものだ。
意気地なしのおいらには無理だけど・・

シンキチ
そこそこのところで脱出して
後は残っているやつが自爆するのを見るのは楽しいぜ。


前に進むか、逃げるか、それだけの単純なゲーム
勝つ為に真剣に遊んでもおもしろくもなんともないゲームかもしれません。
会話をしながら、進んでいるものは相手を脅して逃げ出すようにし向け
脱出している者は危険カードに出会うように相手を乗せるような
洒落のわかる大人が酒を飲みながらするゲームなのかもしれません。


 追記
いつのまのにか「ダイアモンド」は絶版となっていました。
そのかわり、同じルールで「インカの黄金」というゲームが販売されています。
リプレイを書き直すとしても、ほとんど同じなのでこのままで行きます。
「ダイアモンド」と「インカの黄金」の変更点を書いておきます。

「インカの黄金」で集める宝石
緑 トルコ石1点  黒 黒曜石5点  金 黄金10点


集めた宝石はこの「テント」の中にしまっておきます。
これでいくら宝石を集めたのかわかりません!


この「インカの黄金」で大きく付け加えられたルール
「アーティファクト」
これは5点(最後の2回は10点)の価値あり!


ただし、一人で撤退する時でしか手に入れることはできません。
これで逆転できるかも・・?


「アーティファクト」のルールをつけて遊んでみましたが このルールは賛否両論あるようです。
「アーティファクト」を除けば前の「ダイアモンド」と同じように遊べます。

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